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アメリカ・テネシー州のナッシュビル国際空港がアジア線誘致に向けて滑走路を延伸へ 東京も有力候補

 アメリカ・テネシー州にあるナッシュビル国際空港は、既存滑走路の延伸に向けた動きがあります。

 この滑走路延伸は、アジア線誘致に向けた取り組みの一環として行われるものとなり、現在運用している4本の滑走路のうち1本を12,000ft(約3,600m)に延伸する計画となり、FAAが環境調査の許可を与えています。

 現在同空港の最も長い滑走路は約3,300mとなりますが、アジア路線の場合、高温の日や風向きなどの気象条件によっては、乗客数を制限する必要が生じることから、滑走路の延伸によりこの問題を解決でき、アジア路線の誘致に弾みがつくことが期待されています。なお滑走路延伸工事は、調査から完工まで約5年を見込んでいます。


Photo : BNA

 また同空港は、アジア路線誘致に向けてインセンティブ制度を拡充する方針としており、アジア路線でも航続距離が短い日本の場合、滑走路延伸を待たずして路線開設の可能性もあり、今後の何かしらの動きがあるのか注目です。

 同空港は予てから東京路線の誘致を明言しているほか、同州には200社以上の日系企業があり、一定のビジネス需要も存在しているとみられます。

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