オーストラリアのメルボルン・タラマリン空港は、第3滑走路を建設する計画を発表しました。
第3滑走路は、南北に延びる既存滑走路に平行して3,000mの長さとし、同時離着陸が可能となる間隔で新設することが予定されています。
新型コロナウイルス以前までは、慢性的な混雑状態となっていた同空港ですが、新滑走路の建設により旅客処理能力は年間2,300万人(40%)増えるほか、同空港を利用する航空便も13万6,500便(43%)増えると試算されています。
Photo : Melbourne Airport
メルボルン空港においては、今後20年間で年間乗客数が3700万人から7600万人以上に増加すると予測しており、10年後までに第3滑走路を稼働させ、空港能力を高める計画です。なお早ければ2027年の供用開始を予定していますが、より可能性が高いのは2028年~2029年としています。
また空港周辺住民で反対する立場を示している人もいますが、同空港は二重窓を設置するなどの対策を検討しています。