昨日2023年9月19日、アゼルバイジャンがアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフに軍事行動を起こしたことで、一時欧州領空は混乱に陥っていたことがわかりました。
アゼルバイジャン政府は、攻撃1時間前に各国へ通知を行ったとしていますが、各エアラインへの通知に時間がかかったためか、既に離陸した航空機たちは、アゼルバイジャン領空が突如閉鎖されたことから、引き返しを余儀なくされるなどの影響が出ました。
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影響があった便には、ルフトハンザドイツ航空のフランクフルト発羽田行きのLH716便も含まれており、同便はロシア上空を回避してアゼルバイジャン上空を飛行するルートを採用していることから、急遽フランクフルトへ引き返すことを決めました。また燃料満載であったことから、安全な着陸重量にするため着陸前に1時間ほど旋回して燃料を消費しました。
ロシア上空を回避するエアラインは、現在アゼルバイジャン上空通過ルートを採用するエアラインも多いことから、この軍事問題は、今後少なからず影響がでるものと推測されます。なお一部報道では停戦に合意したとの情報があります。Photo : Lufthansa