ポルトガル政府は、TAPポルトガル航空の民営化を月内にも正式決定する見込みであることがわかりました。
現地紙などによれば、Antonio Costa首相が、来週にも民営化に向けた枠組みを承認することになるだろうと発言したとし、以前の計画にあった10月の民営化プロセスの開始に向けて最終段階となっています。
同社の民営化を巡っては、民営化後も一部株式は政府が保有する見込みで、一定の影響力は確保する見通しとなっています。
既にエールフランスKLM、ルフトハンザグループ・インターナショナルエアライングループが興味を示しており、今後は3大アライアンスがTAPポルトガル航空の買収に向けて競合することが考えられます。なお現在同社は、ルフトハンザグループが加盟するスターアライアンスの所属となっています。Photo : Airbus