パキスタン政府は、国営のパキスタン航空の民営化を正式決定し2025年までに完了される計画であることがわかりました。
同政府は、国営企業の民営化を進める政策を行っていますが、そのリストにパキスタン航空を加えることを決定し、現地紙などによれば2025年までに民営化手続き完了される計画とみられます。
同社は、これまでパイロットの偽造免許が発覚するなど近年スキャンダルが続き、コロナの影響もあり経営状態がおもわしくない状態が続いており、昨年は約2億5000万ドル(約350億円)の損失を記録しています。
今回の民営化においては、完全な民営化ではなく、半民営化の形態をとるとみられており、政府系のパキスタンの会社が60%の株式を保有し、残る40%を国際的な戦略的株式パートナーに売却して管理を委託するものとみられており、今後どのエアライングループが手を挙げるのか注目となります。Photo : PIA