欧州大手LCCのイージージェットの Johan Lundgre CEOは、「LCCの長距離ビジネスモデルを信じていない」と海外紙に語っています。
同CEOは、今後導入する予定の300機以上のA320ファミリーにおいては、長距離航続が可能なA321XLRなどの導入の予定は無いとし、全てA320neoとA321neoになるとしています。
また同CEOは、他社LCCが続々と長距離路線に進出していることに関して言及し「私はLCCの長距離ビジネスモデルを信じていません.フライトが長くなればなるほど、格安航空会社の利益は減ります。LCCの利益率は非常に低く、FSCが長距離便で最も収益を上げる上級クラスを欠いているため、このLCCのビジネスモデルは長距離便では成り立たちません」と延べ、今後も近距離路線に注力する方針であることを明らかにしました。
同様の見解は大手LCCのライアンエアーCEOも語っており、今後長距離路線に進出していくLCCが成功を収めていくのか注目です。
なおイージージェットは、2029年までに158機のA320ファミリーを導入し、2029年から2034年までは157機の受領が確定し最大追加で100機を導入するオプション契約となっています。Photo : easy jet