佐賀空港の滑走路を延伸する計画が徐々に動き出しています。
この計画は、現在2000mの滑走路を500m延伸して2500m化するものとなり、佐賀県がインバウンドの増加などを見込んで推進するものとなり、福岡空港を補完する役割を担うことも想定されています。
現状の課題としては、2000mでは特殊空港扱いとなり、パイロットや使用機材に制限があるため、これまでに就航を断念する海外エアラインも存在したことから、延伸によりインバウンド旅客の増加が見込めるのと同時に佐賀空港の国際線ネットワークが拡充することになり、滑走路延伸は大きなメリットを生むとしてます。
現在の案では、東側に500m延伸する案が最も事業費を抑えられ環境への負荷が少ないとしており、今後この案を軸に計画を進めていくものとみられます。
Photo : 佐賀県
ここ数ヶ月で、県民からの意見の募集を開始したほか、有識者委員会の開催、計画段階環境配慮書に対する国土交通大臣意見の送付を行うなど、徐々に計画が動き出しており、今後正式に延伸が決定されるのか注目となります。
中部国際空港、第2滑走路の工事着手は2025年度を目標時期に設定し2027年に供用開始へ 今後はターミナルのリニューアルも計画