FSC 航空ニュース

バンブーエアウェイズ、従業員を60%削減、路線網を80%削減、保有機材の3分の2を削減 新CEOは2024年の黒字化も視野

 経営再建中のベトナムのバンブーエアウェイズは、従業員を60%削減、路線網を80%削減、保有機材の3分の2を削減する計画であることがわかりました。

 現在バンブーエアウェイズは、ボーイング機を退役させ、エアバスとエンブラエルの2つのメーカーの航空機を運用していますが、今後はエアバス機のみとするほか、保有機材も削減して16のローカル路線と一部の国際チャーター便を運航する予定です。

 このように機材・人員・ネットワークを縮小・削減することで経営再建を進める予定となっており、現時点で破産申請は行わないと新CEOのLuong Hoai Nam氏は述べています。また4年以内には、再度事業拡大を予定しているとし、保有機材を30機まで増機するほか、早ければ2024年にも黒字化の可能性があるとしています。

 ただこの計画には、懐疑的な意見が多くを占めており、今後同社が早期に業績を改善できるかは不透明な状況です。Photo : Bamboo Airways

日本にも就航が期待されベトナム初の貨物エアラインになる予定のIPPエアカーゴ、世界景気の後退を理由に計画を一時凍結

ベトナム政府、混乱が続くバンブーエアウェイズの問題を解決するよう関係省庁に指示 倒産リスクにも言及

ベトナム税務局、バンブーエアウェイズの3口座を凍結