福岡空港は、国際線北側コンコース延伸エリアを本日2023年12月1日より全面供用開始します。
これまで国際線北側の10スポット(駐機場)を利用する場合は、バス移動にて航空機まで移動し、タラップを利用して搭乗/降機する流れでしたが、コンコースを延伸し、このうち6スポットに旅客搭乗橋(パッセンジャーボーティングブリッジ、PBB)を新設することにより、国際線地区にある16スポットのうち12スポットで、天候に左右されず搭乗待合室から機内へスムーズに移動することが可能となります(降機時も同様)
また3階の搭乗待合室エリアは、搭乗直前まで日本らしさを感じてくつろげるよう、日本家屋の縁側をイメージして木調の天井にするほか、四季をイメージした植栽のある坪庭エリアを設けます。
Photo : 福岡国際空港
坪庭エリアには福岡県産ヒノキを用いたテーブル、博多織をあしらったイス、大川組子の行燈を設えたロビーチェアなど伝統工芸品を取り入れて、福岡らしさも演出します。
商業施設には、旅を快適にするトラベルグッズも取り扱うドラッグストア「KOKUMIN」、九州の新鮮な食材を使った料理・つまみと厳選した地酒や焼酎を、滑走路を眺めながら楽しめるダイニングバー「KRAZY MEAT by ODA CHIKUSAN」が、同日オープンし2024年2月には、高品質なオーガニック抹茶を楽しめるカフェ「THE MATCHA TOKYO」が九州初出店予定です。
なお福岡空港においては、第2滑走路の建設や、それに伴う現行の3倍となる92mの新管制塔の建設を進めており、第2滑走路完成で福岡空港の発着回数は、約17万回から18万8千回まで増える見込みで、仮に着陸経路変更するとさらに増枠できるとの試算もあり、国内屈指の混雑空港として知られる福岡空港は、第2滑走路の供用と共に、大きな変化を迎えることになります。