アメリカ連邦航空局は、新規製造分の航空機に搭載するボイスレコーダーに関して、記録時間の延長を検討していることがわかりました。
現在のアメリカ国内規定においては、フライトレコーダー(FDR)およびボイスレコーダー(CVR)は、最低2時間の記録ができるものと定められており、事故などの衝撃で10分以内に記録を停止し、事故2時間前からの記録を回収することができますが、これを最低25時間まで拡大することを検討しています。
FAAは、この変更を検討するにあたり、現在一般からの意見を募集しており、今後既に25時間の記録保持を採用している欧州のEASAと足並みを揃える方針です。
なおFAAは、25時間保持に延長することで、事故の原因を特定し、将来の事故の防止に役立つより多くのデータが得られることになるとしてしています。Photo : Thai Airways