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アラスカ航空、ハワイアン航空を19億ドルで買収 当面は両ブランド維持もワンワールドネットワークは拡大

 アラスカ航空グループとハワイアンホールディングスは、アラスカ航空がハワイアン航空を買収する最終契約を締結したと発表しました。

 買収額は、19億ドル(約2800億円)となり、当面は両ブランドを維持する方針としています。

 この経営統合により、アラスカ航空グループは、アメリカ国内第5位のエアラインとしての地位を固め、国際線の就航都市29ヶ所を含む138ヶ所の目的地へのサービスが提供されます。またワンワールドアライアンスを通じて1,200 以上の目的地へのアクセスを組み合わせることが可能となります。

 なおこの買収は両取締役会によって承認されていますが、今後は規制当局の承認、ハワイアン・ホールディングス株主による承認(2024年第1四半期に求められる予定)が必要となり、今後12~18か月以内に必要な手続きが完了すると見込まれており、統合後の組織は、シアトルに拠点を置くことになります。

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