過激な発言などで注目を集め、アルゼンチンのトランプとして注目を集めるハビエル・ミレイ新大統領は、15年連続赤字の国営のアルゼンチン航空の民営化を推進する方針であることを明らかにしました。
同大統領は、国営企業の法的構造改革を行うとして複数の国営企業の民営化を進める予定としており、アルゼンチン航空に関しても従業員に株式譲渡するなどして民営化をはかります。
またオープンスカイを実現し、競争を加速させる方針としており、他国エアラインもアルゼンチン国内の運航を可能とするなど、自由競争を加速させる考えです。
ただこの法案によりアルゼンチン航空の経営状況が健全化されるかは見通せないのが現実で、仮に民営化された後に、国家の支援なし運営を継続できるのか疑問視されています。
なおこのアルゼンチン航空の民営化案が浮上してから、同社社長は、今年は黒字化を予定していると発言しており、一部からはこの発言が保身であると批判を受けています。Photo : Aerolíneas Argentinas