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2024年に日本発着の新路線・就航を計画している注目エアライン

 コロナから本格的に航空需要が回復し、更なる航空需要の増加が見込まれる2024年は、多くのエアラインが日本への新路線を計画しており、今回注目のエアラインをピックアップさせて頂きます。

【エアージャパン】成田~バンコク/スワンナプーム線 2024年2月9日就航予定
ANAグループのANA・ピーチに次ぐ3つ目のエアラインブランドとなり、ハイブリッドエアラインの位置づけとなります。バンコク線就航後はソウル線に就航を予定し、今後は東南アジア路線に重点を置いて路線展開する予定となります。

ANA傘下のハイブリッドエアラインのエアージャパン、2024年2月9日に東京/成田~バンコク/スワンナプーム線に就航

【トキエア】新潟~札幌/丘珠線 2023年1月31日就航予定
再三にわたり就航が遅延していますが、現時点で同日からの就航を予定し、今後新潟空港を拠点にリージョナルエアラインのような役割を担うことが期待されています。既存エアラインの資本が入らない新エアラインの参入はFDA以来となり今後経営を軌道に乗せられるのか注目となります。

トキエア、2024年1月31日に新潟~札幌/丘珠線に就航することを正式発表 あくまでも“予定”

【リアリークール航空】成田・中部・新千歳~バンコク/スワンナプーム線 2024年後半就航予定 
タイの新エアラインとして2024年1月にもAOCを取得見込みとなり、3月にチャーター便として日本に乗り入れ、2024年後半から成田・中部・新千歳の順に定期便を開設していくことを予定しています。

成田・中部に就航予定のリアリークール航空、今後のスケジュールを明らかにし2024年第2四半期にも運航を開始へ

リアリークール航空、2024年末までに札幌/新千歳~バンコク線を開設へ

エアアスタナ成田~アルマトイ線 2024年の就航を検討中
同社のPeter Foster CEOは、今後導入するA321LRにてアルマトイから東京線を開設することを検討しているとしており、スロットの制約や協定などから成田空港が有力とみられています。

エアアスタナ、2024年にも東京/成田~アルマトイ線を開設することを検討

【ニューギニア航空】成田~コロール経由~ポートモレスビー線 2024年就航予定
ニューギニア航空の要請で協定を見直し、コロナ以前まで直行便を運航していた路線を、パラオ経由とすることを予定しており、早ければ2024年にも就航するものとみられ、パラオまでの直行便が実現する可能性があり注目されている。

国交省、日本・パプアニューギニア間の航空路線の見直しを実施 東京/成田~コロール経由~ポートモレスビー線の開設が可能となりパラオへの直行便が実現へ

【サウジアラビア航空/サウディア】成田~ジェッダorリヤド 2024年の就航を検討中
日本とサウジアラビアとの航空協議にて、従来から認められていた関西国際空港又は中部国際空港に加え、成田空港とサウジアラビアとの間の運航もできる枠組みを設定し早ければ2024年にも成田空港に乗り入れる可能性がある。これは同社の意向が汲まれたものとみられ、同社の路線計画に東京が入っていることも明らかになっている。

サウジアラビア航空/サウディア、成田空港への乗り入れを検討

【トルクメニスタン航空】成田~アシガバート(アシガバット)線 2024年の就航検討中
日本とトルクメニスタンとの航空協議にて、東京/成田~アシガバート(アシガバット)線に運航できる枠組みを設定しており、同社が就航することが有力とみられている。ただ就航時期に関しては不透明なところが多く、正確には2024年以降の就航を目指しているものとみられます。

日本とトルクメニスタンの航空協議にて東京/成田~アシガバート線の開設が可能となる枠組みを設定

 以上は現在に至るまでの情報となりますが、2024年はコロナからの回復に伴い多くの新路線が発表されることが予想され、日本から海外までのネットワークが拡充されていくことに期待が高まります。なお現状では、成田空港をはじめ多くの空港で航空従事者の人員不足の影響で、乗り入れや増便を断っている状況であることが明らかになっており、新路線の実現には人員確保が大きな課題となりそうです。Phoot:Really Cool Airlines