ハワイアン航空は、羽田空港の深夜発着枠の返還をアメリカ運輸省に届け出しました。
同社は、これまで羽田空港の深夜発着を週7便保有し、コナ線に週3便、ホノルル線に週4便を割り当てて運航していましたが、航空需要の回復遅れによりスロットを返還するとアメリカ運輸省に届け出しました。これにより同社は羽田空港の昼間時間帯の発着枠を利用してホノルル線を週7便運航する計画となります。
現在の日本~ハワイ間の市場においては、円安などの影響より主要利用客の日本人利用者の回復が遅れているとし、現状では運航を継続する事は困難であるとし、貴重な羽田空港のスロット活用を考えたところ、返還すべき結論に達したとしています。
同スロットにおいては、予てからユナイテッド航空がグアム線の開設に意欲を示しており、再配分により今後他エアラインを含めどのような就航計画が出てくるのか注目となります。Photo : Hawaiian Airlines