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アメリカン航空、東京/羽田~ニューヨーク/JFK線開設の暫定承認を受けDOTとJALに感謝を表明

 アメリカン航空は、東京/羽田~ニューヨーク/JFK線開設の暫定承認を受け、アメリカ運輸省/DOTとJALに感謝を表明しました。

 同路線の暫定承認においては、デルタ航空が返還した羽田空港スロットにおいて、アメリカン航空が提案したニューヨーク線とユナイテッド航空が提案したヒューストン線が一騎打ちとなっていましたが、DOTはニューヨーク線を選定することが競争を加速させ、公共の利益を最大化すると判断したとしました。

 これを受けアメリカン航空のRobert Isom CEOは「私たちはDOTに感謝しており、私たちの申請をサポートしてくれたパートナーの日本航空にも感謝しています。 私たちは共に、世界で最も堅調な2つの経済圏を結ぶ包括的なネットワークをお客様に提供できる立場にあります。この路線開設により、日米間の往復座席数は年間20万席近く増加し、グローバル市場でのビジネスや家族・友人との交流の幅が広がります」と述べて謝意を示しました。

 このスロット審査においては、JALがアメリカン航空の援護射撃とも言える書簡をDOTに送っており、このような行いに関して今回アメリカン航空は謝意を示した形となります。

 現時点では、2024年3月31日から運航を開始する予定としており、東京/羽田~ニューヨーク/JFK線を運航する唯一のアメリカンのエアラインになる見込みです。Photo : Boeing

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