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ユナイテッド航空、B737MAX10の代替機としてA321neoを追加導入する動きを加速

 ユナイテッド航空は、B737MAX10の代替機としてA321neoを追加導入する動きを加速させています。

 ユナイテッド航空のScott Kirby CEOは、B737MAX9のトラブルを受け、発注しているB737MAX10の承認が遅れる見込みであることから、発注変更を示唆し、エアバスと協議を開始したことまでがわかっていましたが、新たな動きがわかっています。

 業界で人気機種であるA321neoについては、昨年4月時点で、2028年製造分まで売り切っているとみられており、仮にユナイテッド航空がB737MAX10の代替機として発注して導入まで時間を要することが予想されていましたが、現在両社は、ジェットブルーとスピリット航空が受領時期を延期した分をユナイテッド航空に割り当てる方向で協議を行っているとみられています。

 またリース会社とも協議を行っているとみられ、ユナイテッド航空は本腰を入れて代替機の確保に奔走しているとみられ、一部ではユナイテッド航空は不満を口にするものの最終的にはB737MAX10を導入するとの楽観論もありましたが、現時点ではそれとは違う動きとなっているとみられ、B737MAX10のローンチカスタマーが1社消える可能性まで浮上しています。Photo : United Airlines

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