FSC 航空ニュース

スカンジナビア航空のスターアライアンスの脱退とスカイチームへの加盟は2024年第2四半期を予定

 エールフランスKLMグループのBen Smith CEOは、スカンジナビア航空/SASのスターアライアンスの脱退とスカイチームへの加盟は2024年第2四半期を予定していることを明らかにしました。

 エールフランスKLMグループは、事実上の経営破綻に陥ったSASの再建に向けてSASの株式19.9%を取得し、投資ファンドのキャッスルレイクとデンマーク政府とのコンソーシアムにより、SASに11億7,500万ドルを投資し、これによりSASは2024年第1四半期にも破産手続きを完了させる予定です。

 今回同CEOは、今後スカンジナビア航空は、順調に進めば2024年第2四半期にスターアライアンスを脱退する見通しとし、脱退後直ちにスカイチームに加盟する予定で、正確な日程は間もなく発表できる見込みであることを明らかにしています。

 またグループ内の路線提携をさらに進め、アムステルダムやパリなどのハブ空港への便を増やしたいと考えているとしたほか、中期的には、SASがデルタ航空との大西洋横断路線において『共同事業』の一部になれることを願っているとしました。

 SASは、スターアライアンスの創設メンバーの1社であることから、今後脱退となりスカイチームに加盟することは業界に大きなインパクトがあります。Photo : SAS

スカンジナビア航空、手放した一部のA350型機を再導入へ

スカンジナビア航空、2024年4月25日より東京/羽田~コペンハーゲン線を増便

エールフランスKLMグループ、A330とB777の更新としてA350-1000を含む最大90機のA350シリーズを導入へ