インドネシアのバティックエアのパイロット2名が、飛行中約30分間同時に居眠りしていたことが判明しました。
これはインドネシア航空当局が公表した資料から明らかになったもので、2024年1月25日に発生し、ケンダリ(KDI)発ジャカルタ(CGK)行きのID6723便で発生しました。
通常多くの航空当局およびエアラインは、飛行中の休憩として仮眠をとることを認めていますが、今回は機長が休息時間に仮眠している際に、副操縦士も誤って寝てしまったことがわかっています。また機長が起きてこの問題に気付いた際に、管制に対し無線トラブルで応答できなかったと虚偽の報告を行ったこともわかっています。
なおオートパイロットは作動していたものの約28分間誰も操縦していない状況であったとみられており、対策が急務と言える問題と言えそうです。
今回このトラブルは明るみになりましたが、同様の事例は頻発しているとの指摘もあり、不規則な時間の労働となるパイロットの睡眠については、今後も課題となります。Photo : Batik Air
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