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ニュージーランド事故調査委員会、飛行中一時制御不能となったとされるラタム航空のB787-9型機のブラックボックスを回収

 ニュージーランド事故調査委員会は、飛行中に一時制御不能となったとされるラタムB787-9型機のブラックボックスを回収したことがわかりました。

 この事故は2024年3月11日に発生し、LA800便のB787-9型機において、機体が急降下するトラブルが発生し、約50名が負傷し12名が救急搬送されたものとなります。

 乗客などの証言によれば、パイロットは一時制御不能に陥った説明したとし、ラタム航空側も時術的なトラブルであると発表を行い、事実上乱気流による影響でないことを示唆しています。

 ニュージーランド事故調査委員会は、既にブラックボックス内のボイスレコーダーとフライトデータレコーダーを押収しており、今後はチリ当局主導で事故調査が行われる予定となっています。

 現在までにトラブルの原因は、不明となっており、仮に機体を製造したボーイング側に過失があった際は、全世界の航空ネットワークに影響が及ぶことも考えられます。なおこのトラブルを受け、ボーイングの株価は下落しています。
Photo : LATAM

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