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FAA、ボーイングに対し90日以内に品質管理改善計画を策定するよう指示 司法省は刑事責任を調査

 アメリカ連邦航空局/FAAは、ボーイングに対し90日以内に品質管理改善計画を策定するよう指示しました。

 FAAのMike Whitaker長官は「ボーイングは真の根本的な改善に取り組む必要があります。根本的な変化を起こすにはボーイングの経営陣による持続的な努力が必要であり、我々はあらゆる段階において彼らに責任を負わせるつもりでです。」と述べ、ボーイングに体質改善を求め、品質管理に満足するまでボーイングによるB737MAXの生産拡大を認めないとしています。

 また司法省は、アラスカ航空のB737MAXのドアプラグが飛行中に吹き飛んだ事故において、ボーイングに対する刑事責任の調査を開始しており、今後ボーイングに罰金などの刑罰が課される可能性が出てきています。

 これまでボーイング機に比重を置いていたようなアメリカのエアラインでさえも、エアバス機の発注数を増加させるなどボーイング離れとも捉えることができるよう動きが出始めており、ボーイングにとっては正念場となります。Photo : Boeing

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