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ANA、B777Fを阿蘇くまもと空港へ初めて運航 半導体需要で定期便化も視野

 ANAと熊本県と熊本国際空港は連携し、世界的半導体メーカーの熊本県進出による旺盛な貨物輸送需要に応えるべく定期便化を見据え、3月29日に阿蘇くまもと空港へ初めて貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを運航します。することを発表しました。

 今回の貨物専用機の運航は、熊本県が2023年10月に策定した「新大空港構想」に掲げる「空港機能の強化」に資する取り組みの一つです。ANAは貨物専用大型機の定期便化を目指します。

 ANAは、半導体関連の国際輸送需要を見据え、2023年10月に阿蘇くまもと空港へ電子通関システム(NACCS)を導入しており通関手続きの簡素化が可能となっています。今回の貨物輸送では、ANAとして初めて阿蘇くまもと空港でのNACCSを活用した輸入税関業務を行います。

 また、ANAでは衝撃リスクに配慮した精密機器のための輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を提供しており、貨物専用大型機でしか輸送することのできない半導体製造装置などの輸送需要に対応するとしています。

 ANA、熊本県、KKIACは、さらなる需要が見込まれる阿蘇くまもと空港での国際航空貨物の取り扱いを強化し、熊本の地域活性化、九州を支えるセントラルゲートウェイ機能を高める計画です。

【運航スケジュール】
NH9197 成田16:50→19:10熊本 3月29日
NH9198 熊本20:40→22:20成田 3月29日 Photo : ANA

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