ドバイ首長がアール・マクトゥーム国際空港(ドバイ・ワールド・セントラル空港)の拡張計画を承認しました。
この空港は、エミレーツ航空の拠点空港となる予定であり、現在多くのエアラインが発着しているドバイ国際空港の5倍の大きさとなり、最終的に空港の旅客処理能力が年間2億6,000万人となる予定です。
Photo: sheikhmohammed.ae
現在同空港は一部旅客便と貨物便が発着していますが、今後は新ターミナルと新滑走路を建設し、最終的に平行滑走路を5本、メインターミナルとサテライトターミナルを4つ建設する予定とし、世界最大の空港に変貌させる計画となります。なお今後10年内に建設を完了させ、段階的に現在のドバイ国際空港から各エアラインが移転していく予定としています。
今後需要が減退することが予想される原油において、この産業に頼らない国作りを目指す中東各国が航空業に注力する方針であることから、中東でのハブ空港間の競争はより激しくなることが予想されています。
エミレーツ航空社長、A380は2040年代まで運航する見通しを明らかに 将来的にアール・マクトゥーム国際空港への移転も示唆