現地時間2024年5月21日にタイ領空で乱気流に巻き込まれたシンガポール航空機の事故において、同社は補償金を取りまとめました。
これまでに全乗客に対し運賃を払い戻したほか、緊急着陸したバンコクからの出国準備金として既に約12万円を支給しています。
これに追加して軽症者には約160万円を支給するほか、重傷者には約400万円を前払いした上で個別に話し合いを進めるとし、遅延補償規則に基づく義務を遵守すると述べています。
現在も約20名が入院中で全身麻痺が残る乗客もいるとされており、一部乗客に対しては今後補償額は更に高額になることが予想されます。なおこの事故においては、心臓発作の疑いで73歳男性が死亡しています。Photo : SIA