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シンガポール航空の乱気流による事故において負傷者が拡大 1名死亡、7名重症を含む計70名が負傷

 現地時間2024年5月21日、タイ領空で乱気流に巻き込まれたシンガポール航空機の事故において、負傷者が拡大しいています。

 現在までに1名が死亡、70名が負傷したことがわかっており、うち7名は重症とされています。この死亡した男性は、73歳のイギリス国籍の男性で、現在のところ心臓発作により死亡した可能性があるとされています。

 乗客の証言によると、朝食サービス中に突然急降下して多くの人が天井に打ち付けられたとしており、シートベルトをしていなかった乗客の多くが被害を受けたものとみられ、改めて着席時のシートベルトの必要性が露わになっています。

今回の事故により、ボーイングも以下のように声明を発表しています。
「当社は SQ321便の事故に関してシンガポール航空と連携しており、サポートする準備ができています。愛する人を亡くされたご家族に心よりお悔やみを申し上げますとともに、乗客と乗務員の皆様に心よりお見舞い申し上げます。」

またシンガポール航空は以下の声明を発表しています。
「私たちの優先事項は、航空機に搭乗するすべての乗客と乗務員に可能な限りの支援を提供することです。私たちはタイ当局と協力して必要な医療支援を提供し、必要な追加支援を提供するためにバンコクにチームを派遣しています。」
Photo : Singapore Airlines

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