アシアナ航空のパイロット組合は、EU当局に大韓航空とアシアナ航空の統合を不認可するよう要請したことがわかりました。
予てから同社の労働組合は、今回の統合に否定的な立場を示していますが、最終承認が迫っているEU当局の認可において、不認可とするよう要請しました。
不認可を要請する理由としては、アシアナ航空内の統合の議決において大韓航空側の利害関係者が含まれていたことや、貨物部門がエアインチョンに統合されることにおいて、パイロットに雇用移管における拒否権がないこと、大韓航空から路線移管を受けたティーウェイ航空が安定的に運航する体制に疑問があることなどを理由としています。
今月初旬にはEU当局が両社の統合について最終判断を下す予定となっていますが、果たして今回の労働組合の動きがその判断に影響を与えるのか注目です。なおアメリカ当局はEUの審査結果を待った後に審査結果を発表するとみられ、順調に進めば11月中に全ての審査が完了する見込みです。Photo : Asiana Airlines
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