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エアカナダ、退役させた機齢33年以上の767-300ERの再稼働を決定 2025年に2機が復帰

 エアカナダは、退役させた767-300ERの再稼働を決定したことがわかりました。

 同社は2020年に同型機を退役させましたが、今回2025年に2機を再稼働する計画であることを示しました。なお再稼働となるのは、ハミルトン空港で保管しているC-FOCAとC-GLCAとみられます。なおこれら2機と当初貨物機への改修が予定されていましたが、貨物需要の低下により改修計画は白紙化されていました。

 また同社の機材計画においては、2029年までに90機の航空機を導入する予定としており、その内訳はA321XLR×30機、A220×27機、787-10×18機、787-9×1機、737MAX×12機、767-300ER×2機となります。

 世界的に退役が進む767ですが、エアカナダのように一度退役を決めた機材を再稼働させるケースは極めて稀であることから、今回の機材計画は、多くの関係者にとって予想外のものとなっています。Photo : Air Canada

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