大韓航空は、2024年12月11日にアシアナ航空を子会社化する計画です。
既報の通り、アメリカ当局が大韓航空とアシアナ航空の統合を承認したことから、競争法上の審査を経なければならない国(地域)の14ヶ国の全ての当局から承認を受けた形となり、同日に大韓航空はアシアナ航空の株式を取得します。
株式取得においては、アシアナ航空が発行する新株を取得して持分率63.9%として最大の株主になる予定で、今後2年間は大韓航空の子会社として運営を行い、その後完全に大韓航空ブランドに統一されることになります。
これに伴いアシアナ航空は、スターアライアンスから脱退する流れが有力となり、今後両社のマイレージプログラムにおいてどのように移行していくのかが注目されています。
また傘下LCCでも統合を行う計画となっており、韓国最大のLCCのチェジュ航空を抜き、ジンエアーが最大のLCCとなる見込みですが、これに対抗しようとする動きもあると報じられており、今後の動向に注目が集まります。Photo : Asiana Airlines