カンタス航空は、新型コロナウイルスの影響を受け長期保管していたA380型機の最後の1機が保管から外れシドニーに到着したことを明らかにしました。
同社は、新型コロナウイルスの影響により同型機の運航を停止し、保有していた12機の同型機のうち2機をスペアパーツ回収機として退役させ、10機を順次復帰させる計画でしたが、最長約6年の保管期間を経て全機が無事復帰に至りました。

Photo : Qantas
復帰したVH-OQCは、年末年始の繁忙期間には予備機として運用され、2026年1月1日からシドニー~ダラス線で定期運航を開始する予定となっています。
今回の一連の復帰作業の完了に伴い同社のCam Wallace CEOは「約6年間の保管期間を経てA380型機を再び運航再開することは、決して容易なことではありません。世界中のエンジニアチームが集結し、徹底的なチェックから重整備、着陸装置の交換、客室の全面改修、評価飛行まで、10万時間を超える作業を行い、機体を再び飛行可能な状態に整えました。オーストラリアの地を最後に踏んでから約2,000日が経過します。この機体を再び空へ戻すことを誇りに思います。」とコメントしています。
なお以前の計画では、2032年からA380型機の退役を進める計画でしたが、サプライチェーンの問題による新造機の受領遅延により、これも延期させる可能性も指摘されています。Photo : Qantas




