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スカイバジェット、2025年のアクセスランキングトップ10 編集部の1年の振り返り

 本年も残すところあと僅かとなりました。本年も当サイトへお越し頂き誠にありがとうございました。2025年に公開した記事のアクセスランキングトップ10を紹介させて頂きたいと思います。

1位 デルタ航空、関税回避策としてエアバス機を成田経由で受領し羽田から就航させる計画か

デルタ航空、関税回避策としてエアバス機を成田経由で受領し羽田から就航させる計画か

2位 ANA「国内線事業は利益を創出することが厳しい状況。国内線は供給過多の状態で新幹線の存在で値上げできない」

ANA「国内線事業は利益を創出することが厳しい状況。国内線は供給過多の状態で新幹線の存在で値上げできない」

3位 JAL「国内線事業は政府支援がなければ実質利益なし。ネットワーク維持のため今後10年間で約80機を更新する必要」

JAL「国内線事業は政府支援がなければ実質利益なし。ネットワーク維持のため今後10年間で約80機を更新する必要」

4位 ヴァージンオーストラリア航空、機内の全てのトイレが故障し客室乗務員はペットボトルに排尿するよう指示 失禁者も出る大惨事に

ヴァージンオーストラリア航空、機内の全てのトイレが故障し客室乗務員はペットボトルに排尿するよう指示 失禁者も出る大惨事に

5位 エアドゥ「現状が続けば機材更新もままならないほどの財務状況の悪化で事業継続すら危ぶまれる」

エアドゥ「現状が続けば機材更新もままならないほどの財務状況の悪化で事業継続すら危ぶまれる」

6位 JAL、国内線機材で地方空港から夜間に国際線を運航することを検討 広島などが候補の一つに

【注目】JAL、国内線機材で地方空港から夜間に国際線を運航することを検討 広島などが候補の一つに

7位 オーストラリアにかわいい新規参入エアライン その名は「コアラ航空」

オーストラリアにかわいい新規参入エアライン その名は「コアラ航空」

8位 ジェットスターアジア航空、2025年7月31日をもって事業閉鎖 日本路線も運航終了

ジェットスターアジア航空、2025年7月31日をもって事業閉鎖 日本路線も運航終了

9位 大韓航空、ステイ先で機長と副操縦士が政治思想を巡り殴り合い

大韓航空、ステイ先で機長と副操縦士が政治思想を巡り殴り合い

10位 スカイマーク「国内線は利益なき繁忙という課題に直面」他社を含めコストに見合わない恒常的セールの抑止や燃油サーチャージの導入を提言

スカイマーク「国内線は利益なき繁忙という課題に直面」他社を含めコストに見合わない恒常的セールの抑止や燃油サーチャージの導入を提言

 2025年は、政治の影響を受けた印象が強い1年となりました。トランプ政権の誕生により、航空業界にどのような影響が出るのか不透明な状況でスタートした本年でしたが、蓋を開けてみると関税政策により一時は世界的に大混乱に陥る状況となり、航空機のデリバリー状況に大きな影響が出ました。

 そして記憶に新しい高市総理の台湾有事をめぐる発言により、中国便が大幅に減少するに至り、改めて国際線が地政学的リスクを受けやすいことが浮き彫りとなりました。

 このほかアフターコロナにおける国内線事業の状況が深刻化していることが明らかになり、国内主要エアラインの全社が補助金無しでは事実上赤字の状態であることから、現在も今後の国内線の在り方について有識者会議で議論がなされている状況となります。

 アフターコロナの国内線市場は、客単価の高いビジネス客需要減少より、その空席分を大手がセールで穴埋めし、その結果中堅エアラインも追随せざるを得ない状況で各社客単価が低迷している状況となっています。この現状は、かつて多くの国際路線に大型機を投入し、適正な需要以上に座席を提供した後に余剰分をツアー会社に激安で卸すなどしていた時代の構図に似ており、その結果多くのエアラインの経営が悪化したことから、早急な対策が必要と考えられます。

 ただあくまでも自由競争を前提にするのであれば競争の原理に任せるべきであり、必要以上の政府介入は、かえって国際競争力を失いかねないものであることから、今後政府がどのような対策を策定するのか注目となります。

 2026年は引き続き航空安全が実る年、そしてインバウンド・アウトバウンドの双方の需要が増加し、新路線が増え、空港が賑わい、航空業界が発展することを切に願います。それでは皆様良いお年をお迎えくださいませ。

スカイバジェット編集部