ルフトハンザドイツ航空は、中東情勢の緊迫化に伴う急激な燃油コストの上昇に対応するため、保有する機体のうち約20機を一時的に運航停止させる検討に入ったことがわかりました。
これはドイツの経済紙Handelsblattが報じたもので、ルフトハンザグループのカルステン・シュポアCEOが従業員向けの説明会で危機管理状態を説明しました。シュポアCEOは、イラン情勢などの中東紛争が航空市場に与える影響は当初の予想を上回っていると指摘し、まずは第1段階として約20機を停止し、提供座席数を2.5%削減、さらに情勢が悪化し経営への圧迫が強まった場合には、第2段階として最大40機まで規模を拡大する準備も進めていることを伝えたとしています。
運航停止の主な対象となるのは、維持費が高く燃費効率の悪い旧型の4発エンジン機です。具体的には、以前から退役が進められていたA340型機や747-400型機などが優先的な削減対象として挙げられています。これら高コストな機材を外すことで、燃油価格高騰による収益悪化を最小限に抑える狙いがあります。
同社はA350や787といった最新鋭の低燃費機への更新を継続していますが、不透明な地政学的リスクを乗り切るため、不採算な旧型機を速やかに排除する守りの経営へと舵を切る可能性があります。 Photo : Twente Airport
ルフトハンザグループ、2030年までに6機種の退役を行う計画を発表 A340-600は2026年を予定し747-400は2027年に退役を予定




