既報の通りルフトハンザドイツ航空は、A340-600型機の運用機数を拡大する方針であることがわかっていますが、現在保管中の5機は、全てが2023年夏スケジュールに復帰する計画であることがわかりました。
復帰予定である5機は、2機がテルエル空港、残る3機がそれぞれフランクフルト空港、ミュンヘン空港、マニラのルフトハンザテクニックの施設で保管されていますが、今後順次、再運用に向けた準備が進められるものとみられます。
当初同型機は退役予定でしたが、復帰が決まった一因がファーストクラス需要を満たすためでしたが、そのファーストクラスを搭載するA350型機の受領が2023年夏から2023年末まで遅延したこともわかっており、これもA340-600型機の運用機が拡大する一因であると考えられます。
同社は限定的に運用再開を決めたA380型機においても全機の復帰を検討しているとみられており、需要の強い回復に伴いグループ全体で機材計画を見直しているとみられています。Photo : Lufthansa