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FAA、マンモスフレイターズの777-200LRMFを承認 旅客機からの貨物改修機が実用化へ

 テキサス州フォートワースに拠点を置くマンモス・フレイターズ(Mammoth Freighters LLC)は2026年4月8日、ボーイング777-200LRを貨物専用機に改修した「777-200LRMF(Long Range Mammoth Freighter)」について、米連邦航空局(FAA)から型式証明を取得したと発表しました 。

 FAAによる認証は、当該機体の設計、エンジニアリング、および性能が基準を満たしていることを証明するものであり、これにより777-200LRMFの商業運航が可能になりました 。本機体は、長距離航続能力と積載効率、運用面での信頼性を兼ね備えており、グローバルな貨物ネットワークにおいて汎用性の高いソリューションとして位置付けられています 。

 マンモス・フレイターズのビル・タープリーCEOは、今回の認証について「長年にわたる規律あるエンジニアリング、FAAとの緊密な協力、そしてチームとパートナー全員の献身の賜物である」と述べ、世界の貨物需要に応える高性能な貨物機を提供できる体制が整ったことを強調しました 。

 ローンチカスタマーであるジェトラン(Jetran)のジョーダン・ジャッフェCEOは、改修機の品質と技術的な仕上がりを高く評価しています 。同機は今後、ジェトランを通じてDHL、カタール航空、エチオピア航空といった主要な航空会社へ導入され、長距離貨物市場において価値を提供していく見通しです 。

 777-200LRMFは、ボーイング777のプラットフォームをベースに、マンモス独自の改修設計が施されています 。主な特徴として、同クラスで最大のメインデッキ・カーゴドア、強化された床構造、および先進的で柔軟な貨物ハンドリングシステムが挙げられます 。これにより、長距離路線だけでなく地域間輸送の両方で最適化された運用が可能です 。

 今後、マンモス・フレイターズは機体の引き渡しと就航を開始し、旅客機から貨物機への改修(P2F)事業を加速させます 。また、現在は大型モデルである「777-300ERMF」の開発も進めており、こちらは2026年後半のFAA認証取得を見込んでいます 。同社はテキサス州フォートワースのAspire MROに5ライン、英国マンチェスターのSTS Aviation Servicesに2ラインの計7つの生産ラインを確保しており、さらにはアジア太平洋地域への拡張も計画するなど、世界的な貨物機需要に応える体制を構築しています 。Photo : Mammoth Freighters

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