中国の航空機メーカーのCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、サウジアラビアに対して積極的な営業活動を行っていることがわかりました。
先日同社会長がサウジアラビアを訪問し、政府関係者、国営エアラインのサウディアとリヤド航空の幹部などと面会したことがわかっており、エアバスのA320とボーイングのB737と競合する同社のC919の導入について話し合いの場をもったとされています。
現在のところ確定発注に至るまでの話にはなっていませんが、同国は将来的に導入を検討するとし、COMAC側は同型機の生産拠点をサウジアラビアに設立することも検討していると伝えるなど、積極的な営業活動を行っていることがわかっています。
C919においては、中国エアラインをはじめとし、東南アジアの複数のエアラインが導入を検討するなどしており、今後政治的背景もあり、受注を伸ばしていくと考えられています。Photo : COMAC