2017年5月に事実上2度目の経営破綻をしたイタリアのフラッグキャリアであるアリタリア航空の再建計画案が2019年7月15日に提出され、同社再建へ向けたスポンサー企業がなどが発表されました。
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アリタリア航空再建をめぐっては、イタリアの旧国鉄となるイタリア鉄道(Ferrovie dello Stato)がアンカー投資家となることが決まっており、これまでデルタ航空やイタリア財務省の参加する見込みとなっていましたが、新たに空港や高速道路の運営を行うインフラ運営会社のアトランティアが参加し4者で経営再建を行うことで合意しました。
出資比率は明らかにされていないものの、現地の報道ではイタリア鉄道とアトランティアがそれぞれ35%、財務省とデルタ航空がそれぞれ15%であるとの報道がされています。
イタリア鉄道は今回の合意を受け、できるだけ早くパートナーと再建へ向けた事業計画に移行する予定と発表しており、今後は機材数の削減、人員削減、給与カット、不採算路線の廃止などが検討されており、2020年1月1日に7億ユーロ増資される予定とみられています。
これまで事実上2度の経営破綻をしたイタリアのフラッグキャリアであるアリタリア航空が再び浮上できるか注目が集まります。
参考記事:The local le monde
画像引用:Alitalia Airlines
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