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エアバス、ベルーガXLの型式証明をEASA(欧州航空安全機関)から取得したことを発表

エアバス社は、開発を進めるベルーガXL(正式名称:A330-700L)の型式証明をEASA(欧州航空安全機関)から取得したことを発表しました。

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画像引用:Airbus

この航空機はエアバスが航空機生産の全工程において不可欠な部分としており、型式証明取得までは200フライト以上、約700時間をかけ取得に至っています。今回の取得により計画していた2020年初旬から運用が可能となります。

同機は、A330-200輸送機をベースに既存のベルーガよりも30%多い容量を輸送でき、全長は6m、全幅は1m、積載可能量は6トン拡大されていてA350XWBの主翼を2つ運ぶことや、A320の胴体部分を運ぶことが可能となっており、輸送力が大幅向上することが期待されています。

エアバスは、当初5機としていた同機の生産を6機へ変更し2023年までに既存のベルーガSTに置き換えられる予定で、退役したベルーガは運用したいとしている企業があることから、売却を検討していることや、他のエアバスの部門に運用させ、独自の特大カーゴサービスを手掛けることを検討していることが明らかになっています。

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