韓国最大手LCCのチェジュ航空は、イースター航空を545億ウォン(約49億円)で買収する事を発表していましたが、現在イースター航空が抱えている諸問題を解決しなければ、7月15日を期限として契約を解消する可能性があることをチェジュ航空側に通知していましたが、期限を迎えイースター航空との契約を解除できる状態となったことを明らかにしました。
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現在イースター航空が抱えている問題は、総額20億円以上とされる従業員への給料未払いと、同社ブランドの海外法人となるタイイースター航空のリース契約内容となります。前者については、これまで両社が相手側に支払い義務があると主張し、後者に関しては、タイイースター航空のリース費の保障契約(リース期間をイースター航空が保証)を見直すようチェジュ航空側が求めているものになります。
これまで協議が続いたものの、双方に歩み寄りを見せることはなく、現在政府が仲裁に入ったことから契約解消には至っておりませんが、解決に向かうことは難しいと推測されています。
なお同国の民主党議員がイースターホールディングスの株式を100%保有していることから、政治問題にも発展しており、今後政府が救済に乗り出す可能性は低いとみられ、このまま契約解除に至れば、経営が立ち行かなくなり、イースター航空の1,600名の従業員が雇用を失う可能性が高まっています。Photo : EASTAR JET
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