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JAL、2020年4月~6月期の決算を発表 最終赤字937億円 国際線は来年3月時点で前年比約50%の回復を予測

JALグループは、2020年4月~6月期の決算を発表し最終赤字が937億円となったことを発表しました。

第1四半期においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により急減する旅客需要に対して、機動的な供給調整による変動費の抑制ならびに固定費の削減に努めたものの減収を補うことはできず、第1四半期の売上収益は前年対比78.1%減少の763億円、EBITは1,310億円の損失、純損益は937億円の損失となりました。

Photo : JAL

国際線は、各国の入国規制緩和の動きが見えず、需要の回復には時間がかかる見込みとし、各国の入国規制や検疫体制を見極めつつ、復便を検討するとしています。
また国内線は、緊急事態宣言解除後、需要は徐々に回復していたものの、足許の感染状況により、不透明感が出ており今後の動向を慎重に見極めつつ、「密にならない」・「人との接触軽減」をキーワードとした新しい旅のカタチの提案し需要喚起策を展開するとしています。

2021年3月期の連結業績予想ついては、今期の業績予想を公表できる状況にはないため未定としています。需要回復の見通しは不透明であり、見解を示せる状況ではないものの、下図に記載した需要回復シナリオにもとづけば、今期の国際および国内旅客収入の合計は、前年対比(※)で35%~45%程度にとどまるものと見込んでいます。

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