カタール航空は、ボーイングと発注しているB777Xの契約を継続することを確認したことがわかったとAirline Ratingsが報じました。
カタール航空のAkbar Al Baker CEOは、新型コロナウイルスの影響を受け航空機需要が減退したことから、ボーイングとエアバスに対し、少なくとも2022年までの受領延期を認めるべきと主張し、交渉結果によってはカタール航空を顧客として永遠に失うことになると警告していました。
今回明らかになったのは、計60機のB777X(B777-8×10機、B777-9×50機)を2022年から2029年にかけて受領することに変更し、発注通りの機材数を受領するというものになります。また、同CEOはコロナ禍での受領を避けられたことを嬉しく思うとコメントしたほか、B777Xの性能を評価し、機材更新のための導入になるとしています。
先日にはエアバスが、新造機の受領時期の延期で合意したことがわかり、同CEOは再度『この困難な時期に私たちと一緒に責務を負わず、一緒に戦わない人々は、再び私たちに会うことはありません。私たちは皆同じ船に乗っているため、互いに助け合う必要があります』とコメントし、ボーイングに対して再度警告していました。
今回の合意によりカタール航空は、ボーイング、エアバスの両社から受領機材の延期の合意を勝ち取った形となります。Photo : Qatar Airways