航空機部品・サービス事業を手掛けるアメリカのGAテレシス社は、ANAで活躍した3機のB777-200型機の解体が完了したことを発表しました。
この解体において得られた部品は、補助動力装置(APU)を含め中古市場に供給されることになり、現役機材の整備に利用されることになります。なお解体が完了した機体は、JA704AとJ707Aでることはわかっていますが、もう1機の確定的な情報は得られておりません。
GEテレシス社のAlex Tuttle COOは、『GAテレシスは、ANAとの長い協力関係を築いてきました。今回の取引は、当社の株主だけでなく、全世界のフライトソリューショングループの顧客基盤をサポートするものです。我々は、近い将来、ANAとの関係をさらに強化し、重要な追加コミットメントを行うことを楽しみにしています』とコメントを発表しています。
ANAは、2020年10月に新型コロナウイルスの影響を受け機材計画を見直したことを発表し、当初計画していた7機に加え、28機を早期に退役させ2020年度の退役数を合計35機とすることを発表し、B777-200型機などの退役を進めていました。
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