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シンガポール政府、2021年5月1日より『IATAトラベルパス』を正式導入することを発表

シンガポール政府は、2021年5月1日より『IATAトラベルパス』を正式導入することを発表しました。

『IATAトラベルパス』の導入により、現在義務化されている新型コロナウイルスのPCR検査の陰性証明書を同アプリで提示することが可能となり、乗客はチェックイン時とチャンギ空港での入国審査時に使用が可能となり、シームレスな手続きが可能になることが期待されています。

同アプリは、各国が設ける入国制限を満たしているか確認できるほか、乗客が検査を受けた指定医療機関が直接アプリに陰性証明書を登録できる仕組みとなっており、今後各国がワクチン接種者に対し通常入国を認めた際は、ワクチンパスポートとして、国際線の本格的再開の切り札になるこことが期待されています。

都市国家であるシンガポールは国内線を持たないことから、早期の国際線再開を目指し取り組みを続けていることから今回他国に先駆けて導入を決定したものとみられています。日本ではANA・JALも試験導入を決めており、今後海外旅行では必須のツールとなることが予想されています。

なお現在同アプリは、AppleのiOSのみ対応していますが、アンドロイド版は4月末までに提供が開始されるほか、携帯電話を持たない人を想定して紙での対応も行う予定としています。Photo : IATA

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