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福岡空港、2021年度の事業計画を発表 目標国際線旅客数は100万人に設定

福岡空港を運営する福岡国際空港は、2021年度の事業計画を発表しました。取組方針は以下の通りです。

取組方針及び目標値
感染拡大防止対策及び国と連携した水際対策の徹底に努め、2021年3月に取得したAHAプログラム認証を踏まえ、利用者が安心して福岡空港をご利用頂ける環境を整備
◆コロナ禍に関わらず、エアラインセールスを継続的に実施し、2020年夏ダイヤ以降に増枠となった発着枠(38回/時間)を最大限活用し、就航路線の復便に加え、航空ネットワークの拡充に取り組む
◆国内線/国際線地区の開発においては、コロナ禍による社会環境や消費動向の変化、感染症を踏まえ、インバウンドや航空機利用以外のお客さまにも、魅力ある施設開発計画を推進
◆空港周辺住民・地域のご要望に応じた地域共生事業を推進
◆既存の事業構造の見直しや業務効率化を図る事で、新たな収益源の確保や経費削減による営業キャッシュフローの改善を行い、より筋肉質な経営体質を目指す

Photo : 福岡国際空港

【就航路線の復便、航空ネットワークの拡充】
◇コロナ禍に於いても、国内外エアラインからは旺盛な就航リクエストが有る環境下で、発着枠(38回/時間)を最大限活用し、復便・路線拡充に注力

Photo : 福岡国際空港
エアライン就航の際の効率運用に向けたグランドハンドリング資機材共用化の推進:2021年3月現在、JAL/ANAが共用で使用しているのは福岡空港のみであり、今後、他航空会社との共用や、他グランドハンドリング資機材の共用化を推進していく

【エアポートシティの実現】
国際線地区:将来の旅客増加に備えた旅客ビル施設の拡張、及びスポット整備の推進、インバウンドのニーズに応じた魅力的な海外ブランド候補との出店協議
国内線地区:福岡・九州から航空機利用以外の利用者を多く呼び寄せる複合施設開発計画(フロア構成、テナント配置計画等)の推進、魅力的なテナント候補との出店協議、複合施設の供用を見据え、“福岡空港=気軽に立ち寄り楽しめる場所”としてのマインド醸成につながる施策の推進
共通:駐車場(国内線約1,600台、国際線(1期)約1,200台)の整備・運用計画の策定

 Photo : 福岡国際空港

【旅客サービス・利便性の向上】
◆国内線/国際線地区:利便性向上施策の推進及び受入環境の整備◆
・国際線旅客ビル施設(増築)(1,600万人対応)、及び複合施設の整備に向けた設計の推進
・内際連絡道路の専用道路化(片道15分を5分に短縮)に向けた先行工事実施
・内際連絡バスに「連節バス」を導入し、輸送力を増強

Photo : 株式会社船場 国際線3階免税店のイメージ

【北九州空港との連携】
24時間利用可能な空港、発着枠に余裕がある北九州空港の特性を活かし、貨物便の増便・誘致、北九州空港と一体となり、福岡のプロモーション活動を推進

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