ルフトハンザグループは、長距離線用機材としてB787-9型機とA350-900型機をそれぞれ5機追加発注する事を発表しました。
今回の追加発注は、保有機材の近代化を加速させると同時に、燃料消費量と二酸化炭素排出量を30％削減できる航空機に更新することで環境により配慮する目的があるとしています。
今回の新規発注分は全てルフトハンザドイツ航空が運航する予定となり、基本的にはA340の後続機として導入されます。現在の計画においてルフトハンザグループは、4発機の数を2020年半ばまでにパンデミック以前の約50％から15％未満に減らす計画としていることから、順次機材更新が行われます。
現在ルフトハンザドイツ航空は、17機のA350-900型機を保有していますが、今回の契約によりグループの確定発注数は新たに5機を加え45機となり、新規発注分のデリバリーは2027年～2028年にかけて行われます。
またB787-9型機に関しては、グループで20機を発注し、まだ1機も受領していない状態となっています。今回新たに発注した5機は、新型コロナウイルスの影響を受け、他社がキャンセルした製造済みの機体を導入することから、デリバリーは2021年冬頃となり、以前の発注分よりも先行して受領する予定となります。
これまで同グループは、B787の配分先を明らかにしていませんでしたが、今回初めてルフトハンザドイツ航空が導入することが明らかになっており、今後日本路線にも投入されることが想定されます。Photo : Lufthansa
