2021年5月3日、EUのヨーロッパ委員会は、ワクチンを接種した外国人の入国を認める事を加盟国に提案しました。
今回提案した内容は、到着14日前までに必要回数のワクチンを接種していれば入国を認めるもので、観光目的でも入国を可能にするものとなります。現在は、一部の国を除き観光などの不要不急の入国を認めていないことから、ワクチンを接種していれば、通常入国に近い形で渡航できる可能性が出てきました。
現在のところ観光シーズンとなる6月を目処に制度化したい考えで、苦境にあえぐ航空・観光業の救済になることが期待されています。
またこの制度においては、感染状況が悪化した際に、緊急停止できる仕組みを作る予定となっています。今後この動きはアジアにも普及するものと考えられますが、ワクチン接種が遅れる日本においては、まだまだ見通しがたたない状況となります。Photo : Munich Airport