フィリピン航空は、2021年5月末までにチャプター11を米裁判所に提出する計画であることがわかりました。
これはFlight Globalが報じたもので、同社が関係先にチャプター11を申請する予定である事を伝えたとしており、事前準備型倒産の準備を進めているとしています。
昨年11月末には同国のCarlos Dominguez財務大臣が、フィリピン航空は、更生法を申請し裁判所の保護の下に経営再建を図る計画であることに言及しており、更生法により経営再建を目指す動きが出ていました。また米裁判所において申請するのは、債権者の75%がアメリカに拠点を置いていることや、経験豊富な裁判官がいることが関係しているとされています。
現在同社は、人員削減予定すると共にリース機の早期返却の交渉を行っているとしており、あらゆる面でコスト削減を進めていることが明らかになっています。Photo : Airbus