マレーシア航空のIzham Ismail CEOは、度重なるエアアジアグループとの統合報道に関して言及し、明確にあり得ない話であると否定したと現地紙The Starが報じました。
新型コロナウイルスの影響により、これまで好調を維持していたエアアジアグループも経営難に陥ったことから、以前から経営再建を目指しているマレーシア航空と統合する可能性について同国の国際貿易産業大臣であるMohamed Azmin Ali氏が選択肢の一つとしたことから、これまで現地メディアが中心となり断続的に報道していましたが、今回同CEOは明確に否定しています。
同CEOは、『実際そのような話はしたことはなく、そのような発想をするのはメディアです。』とコメントし、今は合併や買収をするのに最適なタイミングではなく、仮に話が進んだとしてもマレーシア航空に大きな負担をかけることになると指摘しています。
また同CEOは、エアアジアは国に貢献している企業であることから、立ち直るころを期待しているとし、市場にはプレミアムとローコストが存在するものであるとしています。Photo : Malaysia Airlines