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カンタス航空、国際線機材を国内線に投入する事を発表

 カンタス航空は、国際線機材を国内線に投入する事を発表しました。

 投入される機材は、通常シドニー~ロンドン線などに投入されているB787-9型機とアジア主要路線路線に投入されているA330-200型機となります。前者は、シドニー~パース線に投入され、後者はシドニー・ブリスベン~ダーウィン線、シドニー・メルボルン~パース線に投入される予定となっています。

 現在同社は、国際線が運航停止となっていることから国内線に注力し、新路線の開設や増便を積極的に行っており、
今後数ヶ月のうちにパンデミック以前の国内需要を超える見込みで、グループの市場シェアは70%程度になる見込みとしています。

 なおジェットスターを含めたカンタスグループは、パンデミック以降に45路線を開設しており、同社のAndrew David CEOは『パンデミック以降に45の新路線を利用できるようになったことで、休暇やビジネスミーティングへの参加がさらに容易になりました。これまでは、これらの都市間の移動には途中で乗り継ぎが必要でしたが、今では直行便を利用することができ、その過程で少なくとも1時間は節約できます』とコメントし、利便性が向上している事を強調しています。

 ジェットスターも国際線機材を国内線に投入する計画となっており、当面国際線の運航ができない同社は、国内線で需要の拡大を狙うことになります。Photo : Qantas

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