カンタス航空は、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に対し、無料航空券やマイレージポイントを進呈することを検討していることがわかりました。
同社の最高顧客責任者であるStephanie Tully 氏は『従業員と航空機が復帰できるよう、全国的なワクチン活動に協力したいという気持ちは当然あります。内容は検討中ですが、インセンティブはカンタスポイント、カンタスまたはジェットスターのフライトバウチャー、またはフリークエントフライヤーのステータスクレジットなどが考えられます』とコメントしており、ワクチン接種者に対しインセンティブを進呈することを検討していると明らかにしています。
このような取り組みは、各国のエアラインや大企業がはじめており、今後日本のエアラインでも同様の取り組みが行われることも期待されます。
なおオーストラリアは、❝要塞❞とも言われる徹底した水際対策で感染を抑制した国であることから、国民の接種意欲が低くワクチン接種が停滞していると指摘されており、今後国際線の再開を見越すカンタス航空は、少しでもワクチン接種の普及を望んでいるものとみられます。Photo : Qantas