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キャセイパシフィック航空、ワクチン拒否の従業員は雇用契約を見直しへ

 キャセイパシフィック航空は、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否した従業員に対して、雇用契約を見直す方針であることがわかりました。

 これは現地紙のSCMPが報じたもので、同社はパイロットと客室乗務員を含む全ての運航乗務員は、2021年8月31日までにワクチン接種を受ける必要があるとし、受けない場合は雇用契約を見直す必要があると社内向けに通達したとしています。

 現状では、パイロットの90%と客室乗務員の65%がすでにワクチンの接種を受けているか予約済みであるとし、同社は残る人員のワクチン接種を進めたい考えとみられます。

 キャセイパシフィック航空は、地域特性上国内線を持たず国際線のみの運航となっており、今後渡航先の検疫でワクチンの接種済みであることが入国を認める基準になる動きが強いことから、運用上止む終えない判断との意見もありますが、ワクチン接種を事実上の義務化とする事に対して批判的な意見もあるのが現状となります。Photo : Cathay Pacific

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