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アメリカ、空港利用者数が急回復しパンデミック前の数字を超えた事を発表【旅行ブーム到来】

 アメリカの運輸保安庁(TSA)は、2021年7月1日に1日の空港の保安検査通過人数が2019年同日の通過者数を上回ったことを発表しました。

 TSAは、2021年7月1日に全国の保安検査場で2,147,090人が通過したことを発表し、パンデミック以前となる2019年の同じ日の2,088,760人を超えた事を明らかにしています。

 また独立記念日となる今週末には、国内各地の空港でパンデミック後最多となる空港利用客数が予想されており、国内線の利用客数が急回復している状況となっています。既に多くの空港では2019年の水準を超えている日が続いているとみられており、今後全国的に回復基調が続くものと予想されています。

 この航空需要の急回復は、ワクチン接種が広範囲にわたり進んだことが最大の要因で、国際線の需要回復は依然として低水準なものの、国内線においては旅行ブームによるレジャー・観光路線を中心とした需要の急回復がみられています。

 この状況に航空会社は、これまで解雇などを行った影響により人員不足に陥っており、アメリカン航空は既に減便を発表したほか、サウスウエスト航空やジェットブルーは人員確保のためにボーナスを用意し、本来休日である乗務員の乗務を促している状況となっています。Photo : TSA

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