フィジーエアウェイズは、A330-200型機2機を、数カ月前倒しして早期リースバックすることがわかりました。
この2機(DQ-FJO、DQ-FJP)は、短期リースの一環として、2018年5月と7月にフィジー航空の機材に加わった機材ですが、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年3月から長期保管の対象機となっていました。
今回の決定に伴い同社のAndre Viljoen CEOは「2018年にこの2機を導入したのは、短期的にキャパシティを増やし、増便や成田線などの新規路線の開設を目的としたものでした。またこれらの機材は、B737MAX機の運航停止による混乱の後、スケジュールを回復するために非常に重要な役割を果たしました。パンデミック以来、リース会社との協議の下、数か月のリース期間の前倒しを可能にしました。これは、この2機のA330が短期リース契約であったからこそ可能となったもので、今後もパンデミックを乗り切るためにも、固定費削減のための努力は惜しみません」とコメントしています。
この2機のリースバックにより同社の機材構成はA350-900 ×2機、A330-200×3機、A330-300×1機、B737MAX×5機、B737NG×2機へと変更となります。
観光収入が貴重な収入源でるフィジーは、現在も深刻な影響を受け続けており、国際線のみが観光収入となることから当面厳しい状況が続くことが予想されます。Photo : Fiji Airways